月収15万の会社員からセールスライター。そして…
ベストセラー本の著者、テレビのコメンテーターに。
谷本理恵子さん。2015年から、女性向け商品のセールスライターとして活動をスタート。以降、女性マーケティングの研究者、本の著者、講演家、セミナー講師、テレビのコメンテーターとして、幅広くご活躍されています。
ですが、その谷本さんもかつては今とはまったく違った人生を送っていました。離婚してシングルマザーとなって、会社を4社転職して渡り歩きながら、女手一つで高校生のお子さんを育て上げてきました。
いったい何がキッカケで、谷本さんは大きく人生を変えることができたのでしょうか?谷本さんにお話をお伺いしました。
会社員時代
会社概要 | 特定商取引法上の表記 | プライバシーポリシー | ダイレクト出版株式会社 サポート
認定セールスライター
谷本 理恵子さま
※ こちらで紹介したものは、個人の実績になります。成果や成功を保証するものではありません。
メーカーの通販ばっかり渡り歩いてた、っていう感じなんですよ。もともと化粧品とか健康食品をほかの販路で売っている会社ですね。キャラクター雑貨をほかの販路で売っている会社の自社通販の専任のスタッフとして雇われる、っていう感じなんですけど。
もともと私は大学を卒業した年がちょうど就職氷河期のど真ん中で。今でこそロスト・ジェネレーションの真ん中っていうふうに言われてるんですけど、本当に就職がなくて。で、たまたまプロポーズされちゃったので、「ま、いっか」と思ってそのまま結婚してしまいまして。その後10年間専業主婦をしていたんですけど、その後、職歴ゼロの状態で離婚しちゃったんですよ。
で、どうしたもんかな、と思って。もともと大学は法学部だったんで、法律事務所に入ってパラリーガルっていう仕事があるのでそれをするか。もしくは趣味でアロマテラピーをやってたんでアロマテラピー系のサロンとかで就職するか。それか趣味でずっとパソコンでホームページを作ったりしてたんで、そっちのブログを書いたりとかっていう方を生かすかっていうので3択だったんですけど。たまたま拾っていただいた会社が化粧品と健康食品の通販をこれからやるぞ、みたいな感じですね。
今までの販路が結構右肩下がりに下がってるから自社通販に今後の活路を見出そう、みたいな社長さんで。よくある話なんですけど「やるぞ!」ということで。後から知ったんですけど、2人ほど逃げた後の職場でした。
突然の離婚でシングルマザーに。収入は15万円ほど…
私には1人男の子がいまして、次高校生になりますけど、その子がちょうど小学校1年生の時に離婚しまして。どうしようかな、って。小さい子と犬を抱えて、「この子たちをどうしようかな」と思いながら一応実家に戻ったんですけど。そこから働きはじめて、という感じです。
ただね、職歴もなくて零細企業ばかりに勤めてたんで、手取りも本当に10万後半とかいかないです。15万とかだったと思います、最初は。なので、先行き不安だなと思いながら。しかも2人逃げた実績のあった会社なので辞めるわけにはいかない。最初3年ぐらいは職歴としてつけたいと思ってたので、もう何があっても辞めるわけにはいかないというところから何とか、っていう感じです。
夜中に帰る日が続いて子どもの寝顔しか見れない…「私何やってるんだろうな」って
例えば通販だったらセールがかかったりするとすごく忙しくなる。楽天のスーパーセールとかをやると、同じスタッフ数なのに30倍ぐらい注文入ったりするんですよね。さばかないと帰れないんですよ。で、何とか普段関わりのない人にもお願いして出荷できるように回って歩いて。
そのときに例えば子どもが何か行事があっても自分だけ先に帰るなんて絶対できないですよね?「何で直の担当がどっか行っちゃうんだ!」ってことになるので。ホント夜中に帰るような日が続くとなると、子どもの寝顔しか見れないと思って。
何か、「私何やってるんだろうな」って。やっぱり子どものために働いてるつもりだったので。世の中のお父さんはそういう気持ちなのかもしれないですけれども、「ちょっと何か違うんじゃないかな?」と思ってたのはありますね。
業績が良くても給料が全然増えない…10%カットされることも…
1回、給料カットに遭ったことがありまして。10%カットかな。通販の業績は上がってたんですけど、ほかの販路の業績がイマイチで。じゃあ全社給料カット、みたいなことになったことがあって。10%カットって大したことない、って思ってたんですけど、じわじわと効いてくるんですよね。何ヶ月か経っちゃうと、今までよりもお金がどんどんきつくなっていく、っていうので。
これは1回経験して、ある程度経ったらもとに戻ったんですけど。でも「また起こるんじゃないかな?」って疑心暗鬼になりますよね。何か、自分がコントロールできないところでどうしよう、って思ってたのもあるし。例えばこの会社がつぶれたら、通販の場合は転職できるとしても、どうしよう、っていうのもありましたし。あまり収入が業績に連動しないのが面白くなかったのかもしれないですね。
ずっと振り込まれる額はせいぜい10万、20万台ぐらいなんで。30万とかなったことはないので。サラリーマンとして楽しく働けるレベルの給料が頂けてたらまた違ったのかもしれないですけど。
子どもを大学まで通わせてあげたい、でも今のままでは難しい…
最初に働き始めたのが30前半なので、このままいってもそんなに、何歳まで働けるんだろうっていうのもありましたので。そして子どもはだんだん大きくなってきて、「小学校のうちはお金かからないからいいけれども、中学、高校になってきたら私どうすればいいんだろうな?」っていうのは思ってまして。
自分自身はやっぱり大学まではお金出してもらってたので、同じことをしてあげたいなと思ってましたし、私学に行った時も別に嫌な顔せずにお金出してもらってたので、「公立行って」とか「奨学金使って」って言いたくなかったっていう変なプライドがあったので、このままではそうなっちゃうな、と思って、何とか間に合わせる方法っていうのを探してたんだと思います。
セールスライター認定資格を取得
独立して最初「何していいんだろう?」っていうのと焦りと不安と、みたいな感じで、何かモヤモヤとしてたんですけど。セミナーとかに行った時の知り合い全員に「独立しました」ってメッセージを送ったら、1件「じゃあご祝儀にあげるよ」って。社長さんばっかりが集まるセミナーに顔出したこともあり、「ご祝儀に1件あげるよ」って、産後の骨盤矯正のランディングページの仕事をいただいたりとか。
その時もすごく役に立ちましたよ、この認定資格。だって値段が分からないじゃないですか。それまでサラリーマンなので、タダで書いてたわけなので。自分も分からないし相手も分からないんですよね、このライティングの仕事っていくらぐらいチャージしていいのかっていうのが。なので「一応認定ライターってことで、こういう金額になってます」っていうふうに言って、その金額でいただいた覚えがあります。
その後は意外にもあまり苦労しなかったんです。
独立して1ヶ月で仕事が受けきれなくなりました
知らなかったんですけど、女性のライターがすごく少なくて。でも世の中には女性ものの案件がすごくある。通販のときも30代とか40代向けの女性の通販がすごい多いんですよね。その辺ばっかりやっていて、リサーチを過去にすごくしてたので、その辺の気持ちは手に取るように分かるということで。「そこばっかり書ける人がそんなにいないんだ」っていうのと、意外にも通販の業界にライターの需要があるっていうのも当時知らなくて。その辺りを先輩のライターからの仕事の案件を受けたりするうちに知った、っていう感じなんですよね。
だから最初、先輩のライターさんに「認定資格が取れているからいけるだろう」っていうすごいアバウトな信頼で、会ったこともないのに女性向けの通販のランディングページの仕事を振っていただいて。そこからはその先輩ライターも広告代理店さんも私の書いたものを見てくれたので、その後リピート発注で仕事が埋まってしまうというような感じで。他にも、たまにパラパラ、最初の1ヶ月で作ったブログから依頼がある、というような感じにはなっていました。結構受けきれないぐらいの仕事が本当にどんどん来てた感じはあります。
独立して1年目で収入は2倍に
多分1年目で収入は2倍ぐらいにはなってるので。しかも家にいながらで、それこそお昼寝もし放題ですし、子どもの習い事の送り迎えもできるようになりましたし。うちの辺はちょっと田舎なので、特に車で送迎しないとっていうのがあって。あとPTAの役員もずっと、無茶苦茶な断り方をしてたので。「不可能です」っていう、ホントはやっちゃいけない逃げ方をしたのを受け入れられるようになったり。いろんな意味で生活がだいぶ良くなりました。
最初1年ぐらい専業でフリーのライターをやってたんです。で、最初はいろんなジャンルを受けてたんですけど、だんだんジャンルが絞れてきて。女性向けの通販の、特に健康食品と化粧品のリピート構築の所ばっかりやってるライターだったんです。通販のリピート作り屋さんだったんです。
具体的にはステップメールを書くか、箱の中に入れるチラシ類ですね。同梱っていうんですけど、あの一式を作るというので。この仕事が、誰もやらないんですよ。
この講座は、その後「女子ウケセールスライティング習得講座」に変わりまして。というのも、やった結果、どうも何か通販じゃなくてもいけるよね、というようなことをすごく言われ始めて。
自分でセミナーを主催でやり始めると、あっちこっちから声もかかるようになりまして。「うちの社員に、社内研修みたいにやってみない?」みたいな感じで。ちょうど知り合いの社長さんとかからフラッと声をかけていただいたりとかでやるようになって。
で、これが2冊目の『女性に「即決」される文章の作り方』です。
1冊目と同じ企画書だったんですけどね。編集さんが違うと全然違うテイストになるというか。編集さんによってタイプが全然違って。1冊目は結構編集さんと2人で一緒になって頑張って作りました、って感じで、2冊目は結構勢いで出ちゃって。
今3冊目書いてるんですけどね。もう4月ぐらいに出ると思いますけど、「プリンセスマーケティング」っていう名前で、1冊目の編集さんと一緒に作っているので今回は結構頑張ってやっています。
オンラインサロンというのは、フェイスブックの秘密のグループみたいな。非公開のグループを有料で、課金しているっていう形式のものです。
参加者はいろいろで、通販の会社さん、個人事業主の方もいます。ほかにもヒーラーさんとか占い師さんとか。あとセミナー講師さんとか。ホントいろいろですね。デザイナーさんとか、ライターさんとか、プログラマーさんももいらっしゃいますし。本当にびっくりするぐらいいろんな業種の方が集まってて。会員数は150人は超えてると思います。
これは、多分東京ローカル、日テレさんだったと思うんですけど、AKBの「AKBINGO!」という番組で、AKBの子たちが雑誌の表紙か何かのキャッチコピーを考えるとかっていう企画だったんですよ。
で、その企画を「女性にウケるためにはこういう文章表現にした方がより良いですよね」っていうのを解説するプレバトみたいな感じ。添削の先生みたいな感じで解説して来た、っていう感じです。私の楽屋もお弁当も用意していただいて。メイクルームでメイクもしてもらいましたし、台本もありました。
これはサイバーエージェントさん所の子会社さんからお声がけいただきまして。子会社の占いサービスをやっている所の2社さん合同での勉強会に2回シリーズで行ったのものです。
依頼が来た時はびっくりしましたけど。女性マーケティングとかの中心というか、よくご存知じゃないかと思ったりもするんですね。で、資金かけてテストされてるから、私何しゃべることがあるんだろう?と思いながらいったんは行ったんですけど。案外しゃべることがあるんだな、と思って。
子どもが高校1年生になるんですけど、最初公立の工業高校でも行けば、と思ってたんですね、でも今は本人が「私学の進学校に行きたい」と言ったときに「いいよ、出してあげるよ」って言えるし。もし彼が「留学したい」と言っても留学させられるだろうと思うんですよね。
子どもの選択肢ってやっぱり親が縮めたくないと思ってたし。私自身もあわよくば留学したかったっていう思いがあるから、子どもが留学したいっていうんだったら応援したいと思うので。そういう経済面での不安がなくなったのは本当にうれしくて。
それと、自分自身の老後も楽しくなりましたね。付き合う人が全然変わったので。サラリーマン時代はサラリーマンの友達しかいなかったからこういう世界があるって分かんなかったですけど。だんだん付き合う人が変わって来て、みんながそれぞれ面白いことやってて、何か飲み会でも楽しいなって思って。愚痴る飲み会じゃないじゃないですか。
今後の目標は、たまたま偶然が重なって女性マーケティングの人、というふうに見てもらうようになったので、その分野でお役に立てることがあればいいな、とは思ってます。たまたまなんです、ホントに。私の前に女性マーケティングを語ってた人たちがもう50歳、60歳ぐらいの層になってて、10年ぐらい多分ブランクが空いてるんですよね。
で、女性マーケティングの分野で語ることもなかった、っていうこともあって。男女平等な世の中を目指さなきゃいけなかった時は「男性と女性は一緒ですよ」って言って権利を獲得していくしかなかったっていう事情があって。出会い・コミュニケーションのジャンルだけしか、男女の違いって言われなかったんですけど、「いや、そこで違うんだったらどう考えてもマーケティングも違うじゃん」と思ってますので。その分野の研究は私自身がホントにはまりまくってるので、このままやり続けたいと思っています。
今やっぱり日本の社会は男性がトップにいることが多くて、女性の社員さん、働く人はだいぶ増えてるけど、あんまり自信がないんですよね。海外の女性たちに比べても、圧倒的に女性たちが自信がないので。ただ自信を持てばいけるはずなんですけど、やっぱりうまくいってないところがあるので。
この女性マーケティングの理論を語ることで、女性たちが「私たち、自分の感性信じていいんだ」って思えるっていうところと、男性たちが「あ、女性の力がやっぱり必要なんだ」って思っていただけるところで、お役に立てるっていうのも楽しいですし。実際問題そういうふうに女性に響きやすい商品とか、そういうマーケティングとかが出てくると、私も女性ですから私の所に良い商品が届くきっかけにもなるな、と思って。
将来的には女性を中心にマーケティングをちゃんと組んでいけるようなところで、検定とか資格認定のような、そういうところでお役に立てたらいいな、という構想はあります。
社会的な証明でしょうか。自分でできるっていくら言っていても信じてもらえないし、自分自身も自信がなかったっていうのが、この認定の資格を取れることだって「できるはずだ」って自分も思える。やっぱり高額で請け負うし、数字を約束して受けるような仕事なので、最後とっても怖いんですよね。「これ出してもし数字出なかったらどうしよう」っていう。それを乗り越えるためにも、「私できるはずなんだ」って思えるし、その自信が仕事を獲得する時にも「私できますから」って言って取れるっていうのは、本当にいろんな方向で役に立つんじゃないかな、と思います。
谷本さんが受講して認定資格を取得した
「セールスライター認定コース」
期間限定特典を含む合計8個の特典つき
で参加できるのは…
3月20日(水)まで
会社を辞めてセールスライターとして独立
セールスライティングの講座を開催
なぜかというと、通販っていうのが怖くてまず入って来れないんですよね。やったことがない方が多くて、中身が分からないからどうしていいか分からない。通販業者さんと話をするときに知識がなさすぎて怖いと。ランディングページとかの作り方を習うっていう講座はあるんですけど、じゃあステップメールの作り方を習うっていうのはなかなかなくて。
ライティングの勉強をしました、っていう方はすごく多いんですが、ライターだけど食えないっていう人が周りにすごくいたので、「じゃあ即戦力にしたら、私が抱えきれない仕事をすぐに振れるんじゃないかな?」って。私も仕事を受けきれなくなってきていたので、じゃあそのやり方を教えて即戦力にできればと思って始めました。
で、その時に質問されて「女性の場合はこうなんですよ」みたいに回答すると、それがすごくウケが良くて。「そっちのジャンルでやった方がいいよ」とかって言われたりとかするのが何回か続いて。
で、肩書きどうしようって。「セールスコピーライターとか、あまりメジャーじゃないんですけど」って言っていたときに、「女性に売る人だよね?」みたいなこと言われて。「ああ、そっちにみんな見えるんだったら、そっちにシフトしましょう」っていうこともあって、女性向けのライティング講座ですよ、みたいな見せ方にして2期目をやりました。
そのときのフロントエンドセミナーでベラベラッと喋ったことが、実は誰も知らないなんて知らなかったって私がびっくりして。そのときの内容が、何かみんなに受けがよかったので、その後、本にさせていただいたんです。
書籍を出版
『ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則』という本で、今で7刷りです。今でもアマゾンランキングの1位、2位とかになってるときもあるので、まだまだ売れてくれるんじゃないかなと思うんですけど。出す時に、どうせならずっと売れてくれる本になってほしいなと思って。
でも、初めは結構悩んだんです。何か、私だけしか知らないノウハウだったらうちの会社で囲い込んでもいいんじゃないか、っていうのもあったんですけど、何かつまんないなと思い始めてたんですよね。
セミナーに転身した時もそうですけど、私ライターとしてやっぱり月3件、6件ぐらいしか受けれなくて。6件も受けたら死んでしまうみたいな感じなので、一生のうちに何件関われるんだろうと思ったら何かつまんなくなってきてですね。
実際にセミナーで教えてても、この人たちには教えれるけど、ほかの人たちは知らないまんまで。売り方ってもっとみんな知っててもいいんじゃないかな、と思い始めて。結構ノウハウをガンガン書いちゃった、っていう本ですね。
あと、1冊目は台湾で翻訳されています。台湾って版権出しちゃうので、誰も何が起こってるかよく分からないうちに出るみたいなんですけど。出るとは聞いてたんですけど、台湾の読者さんから写メがフェイスブックの私の個人メッセージに届いて。で、英語で友達申請来てびっくりしました。「あ、出たんだ」みたいな。
そういえば、台湾の会社から「コンサルしませんか?」って依頼も来ましたね。「通訳付けてくれたらします」という半ばお断りのメールを英語で書くはめになりましたけど(笑)。
オンラインサロン開講
自分の周りの経済圏でもうすべて成立するんじゃないかなと思うんですけど。こだわりのお店の方がすごい多いので。すごいしみ抜きに特化したクリーニング屋さんとか。サロンの中のメンバーに「これお願い」って言ったら全部済んじゃうんじゃないかなと思うんですけど。
そこでいろんなやり方があるんですが、うちは最終的には私がアドバイスし放題です、みたいなところに落ち着いてます。
この写真は1周年記念のセミナーだったんですけど。もうすぐ5月、2周年記念のセミナーをまた企画してます。そんなに考えたりするんじゃなくてその場のノリと勢いでやりましょう、という感じで。私の全然違う趣味のセミナーをしましょうとか言ってますからね、今。本当に楽しい集まりでいいな、と思ってます。
AKB48のテレビ番組に出演
きっかけは、テレビのプロデューサーさんからお声がかかりまして、たまたま東京に行ってるタイミングだったんで「行きますよ」って言って。収録は面白かったんですけど、私があんまりテレビ見ないんですよ。だから申し訳ないんですけど司会の方とかAKBの子たちも全然知らなくて。ただ本気で作ってるんだな、っていう現場が見れて楽しかったですね。最近会社さんとかいろいろ呼んでいただいて、声かかったら私大概全部行くんですけど、社会見学みたいな楽しさで。
なかなか他社って行く機会がないじゃないですか。で、行って「こういう感じでやってるんだ」っていうのを見るのが楽しくて、みたいなところが正直なところなんですけど。普段セミナーやってるので緊張のしようもないので、こういう撮影の話も、セミナー会場で撮影入れてる時も多いので緊張はしなくて。面白かったな、ぐらいな感じですかね。
有名企業の勉強会に講師として登壇
やっぱり現場の皆さんは迷いながらやってるのはどこでも一緒で。もともと私は中小企業のマーケティングのお手伝いをやっていて、そっちの方が社長さんと直でできてすごく楽しいんですけど。最近はこういうセミナーをさせていただくと、女性のスタッフの皆さんがみんなキラキラされるので、それはそれで私自身の個人的な楽しみですね。
内容としては要するに「男性の方は分からないですよね?」っていう写真をお見せするんですよね。女性の方は見分けがつくけれど男性の方には見分けがつかない写真とかをお見せして。そうすると大概男性の幹部の方たちが「ああ、無理だ、俺たち分かんないんだ」って分かっていただいて、女性たちがあげてきたものに口を出さなくなると。で、女性たちは、「あ、私たち感性を信じていいんだ!」っていってすごい元気になって。そういうのに、何か社会的意義を感じてまして、やってて楽しいですね。
これこそびっくりのシーチャンネルさんなんですけど。シーチャンネルさんというのは、女性マーケティングの会社なんです。動画マーケティングですごく有名な会社で、LINEの元社長の森川亮さんが作られた会社で。例えば女性のネイルをかわいくする方法とか、ちょっとした料理をかわいくする方法とか、そういうプチノウハウ動画をどんどん出しておられる会社なんですよね。
それこそ本当に女性マーケティングって言ってる会社なのにな、と思って。「何を喋るの?」っていったら、やっぱり現場はすごく女性ばっかりでやってるんです。社員さんは若い女性ばかりで多いんですけど、アプリとかを作ってたり、数字の計測をしたりとかしている部隊はやっぱり男性が多かったりとかするっていうことで、「何かよく分からないことがある」っていって。
特に言われたのは、例えばスマホでみんなすごい勢いでページを飛ばしててピタッと止める。そのピタッと止める理由が分からない。何の基準で、こんな速度でどうやって止るんだ?というのを解説してほしいとか。ほかにも年代に応じて事情が違うのか?とか、都会の子と田舎の子とでどう違うのか?とか。女性心理で分からないモヤモヤしているところですね。例えば「男性がプロポーズしたくなるようなしぐさ10選」みたいなものは動画としては再生されるんだけど成約につながらないけど何でだろう?とか。そういう所を説明してくれっていう依頼で面白かったですけどね。
これは「ペラ子屋ONLINE」さんですね。
「ペライチ」という自分でランディングページを簡単に作れるシステムがあるんですけど、作れる仕組みだけではなかなかページを作れないと。中身に何を入れればいいのか?っていうことで。
テンプレートはしっかりしてるんですけど、入れる中身を作れる内容をしゃべってほしいと。
雑誌の巻頭特集を飾る
これは全国の何万件っていう信用金庫さんが営業のために使われる小冊子です。
取引先の所に毎月「こういうのが出ました」といって持って行かれるものです。編集はダイヤモンド社さんがやってるんですけど、そのダイヤモンドさんから「これの巻頭6ページ特集に出ていただけませんか?」という依頼が来まして。取材を受けてお話しした内容をまとめていただいたものです。表紙もちゃんとプリンセスのシンデレラにしていただきまして。
で、その動画をコンテンツとしてユーザーさんに提供するということで1回出させていただきまして。お客さんの声を並べ替えるだけでキャッチコピーができちゃう、っていう方法をしゃべってきましたね。
こういう所に出る日が来るとは思いませんでした、みたいな感じですけど。面白い展開が今はいろいろとありますね。わらしべ長者のような(笑)
会社員時代にあった悩みや不安は?
うちは会社にしてるんですけど1人でやってるので、当然浮き沈みとか、どうしていこうっていうのは当然悩みがないわけではないんですけど。ただそんな後ろ向きなものはないですし。例えば今やってることが失敗してもライターに戻れるっていう安心感が正直あるんですよね。
セールスライターって結構、1年2年しか専業でやらない人が多くて。どんどん辞めていくから常に空きポジションがある、っていうのもあると思うんですけど。辞めていく人たちって結局、自分が書けるから何でもできちゃうんですよね。自分の商品を売ってもいいし、コンサルに行ってもいいし、セミナーに行ってもいいし、っていうことで。私も今自分自身はほとんど書かなくてアドバイスしたりコンサルしたり、講座したりっていうところがメインになってますけど。でもいざ書くって戻ったら多分仕事はあるっていう、何か安心感は大きいなと思います。
谷本さんの人生のターニングポイントは?
やっぱり認定資格が取れたのがすっごく大きいです。あれがなかったら独立はしてないです。外の世界で通用するかどうかっていうのは自分では分からないじゃないですか。で、思い込みで独立できるほど背負ってるものが軽くなかったので。やっぱり認定取れたっていうのはすごく大きいですし、実際問題すごく役に立ってて。
経済面の不安がなくなって、子どもが望む進路をなんでも応援できるようになりました
今やっていることが失敗してもセールスライターに戻れる安心感があります
一番最初の仕事も、認定資格を持っていたから依頼してもらえました
例えば仕事を最初に取る時も「認定取れてるから」っていうので依頼されてたっていうのは大きいですね。外部的にもそうですし、内部的にもライター業界の中で認定資格なかなか受からないというか、ちゃんと採点してるっていう信頼があるので。
認定ライターはみんなそれぞれ仕事を持て余していて、「いい人がいたら紹介するのに」とか「振りたいのに」とか思っている人が多いので。私もだいぶ断ってますし。それを回せる先がないんだよな、ってみんな思っているので。ちゃんと認定資格が取れてるからっていうライター同士のお互いの信頼感っていうのもすごいですし。
認定資格が社会的な証明になりました
あと、私1回補助金申請したことがあってですね。小規模事業者持続化補助金かな?セミナーを商工会議所でやらせてもらう時は、稟議を上に通さなきゃいけないんですよね。担当者レベルと仲良くなっても、稟議を通さなきゃいけない。
その時に「あなたを社会的に証明してくれるものが何かありますか?」って言われた時に、当時は本を出版していなかった時なので、「DMMオンラインサロンをやっていて、DMMさんのホームページに載ってます」っていうのと「ダイレクト出版さんのホームページに載ってます」っていうのが結構効いたんですよね。
ほかに、じゃあ証明するものが私に何かあったか、と言ったら、そういう場で「ちゃんとやれます」っていうのを証明するものが何もなくて。そういう意味ではホントにありがたいな、とは思ってます。
もしセールスライター認定資格を
取ってなかったら?
いやもう、サラリーマンしてたと思いますよ?辞める機会がないですもん。辞める理由もないというか、下手したら退職してたかもしれないですけど。ほかに独立する仕方が分かんなかったですよね。でも独立したいと思ってたので、何か変にセミナーとか行ってだまされてたかもしれないですけどね(笑)
セールスライターは単価の高さが尋常じゃない
セールスライターという仕事は、単価の高さが尋常じゃないんですよ。ウェブライターとかの仕事って1文字いくらとかで、やってもやっても多分パートでレジ打ちしてるのとそんなに変わらない仕事で。セールスライター以外で女性が子どもを育てて1人で生きていけるっていう仕事はないと思うんですよね。
この仕事だからこそ、子どもがいてシングルマザーでも独立できるっていうのは本当にいいですし、この能力はずっとほかにも生かせる。結局ライティングができたら同じことを口でしゃべるだけでセミナーもできるし、何でもできるんじゃないかな。自分の事業もできるんじゃないかな、っていうところで、良かったなと思います。
今後の目標は?
谷本さんにとって
セールスライター認定資格とは?
やっぱり独立したかったんですね。ただ、子どもを抱えて独立できると本心では思ってなかったんです。多分子どもの頃から独立志向はあったんだと思うんですけど。で、独立したいなとは思っても「そんなことできるわけない」って諦めてた。
通販の仕事をしながら現場で書いていたので、何となく書き方は分かってきてたんですけど。勉強し始めたらちょっとずつ自信がついてきたのもあって。
それで、ちょうどライターの仕事を副業でやり始めてたんですよね。私、結構戦略的に、クラウドワークスで星をためて。最初すごく得意な仕事、絶対星がつくであろう仕事をためたうえでセールスライティング系の仕事を請け負っていて。
それもやっていたのもあって、認定資格が取れた瞬間に、「あ、これはもしかして私、独立できるかも」って思って。外注で仕事を受け始めてから、世の中にはサラリーマンじゃない生き方があるんだって分かり始めてたので、慌ててちょっと独立の準備をし始めたのはあります。
それまでずっとサラリーマンとして書いてきてたので、まさか外で通用する、っていう感覚がなくて。認定資格があったからこそ「もしかして私外でやっていけるのかも」って認められた感じがして、すごくうれしかったですけどね。